建築のデザイン?研究を
するための出発点は
問題を見つけること。
国際環境工学部
建築デザイン学科
バート?デワンカーBart Julien Dewancker 教授
研究の魅力
建築学は幅広い分野にまたがっています。私達の研究室では、その中でも建築意匠学や都市計画学といった建築とデザインに関わる分野について研究しています。北九州市や福岡市など、比較的身近な地域を研究のフィールドとする学生も多くいますが、中には、世界規模に対象を拡大して研究を進めている学生もいます。さらに、建築デザインの研究室として、研究と平行しながら、建築設計競技やポスターデザイン競技などにも積極的に参加しており、成果を納めています。研究とデザインは全く違うものの様に思うかもしれませんが、どちらも問題点を解決するための手段として、私達の生活、そして未来を豊かにする手立てとしての役割を担っています。
研究の源
建築のデザイン?研究をするための出発点はどちらも問題を見つけることです。その問題を解決するには、世の中のあらゆる事に興味を持ち、空間、都市、ひとなどたくさんの知識を身につけることが不可欠です。広く興味や関心を持つことは、新しいことを学ぶことに繋がります。そして未来をつくるため、世界が発展するための基礎となるはずです。
研究の未来
現在、卒業生が中国?インドネシア?タイ?ベトナムなどアジアを中心に、世界中で目覚ましい活躍を見せています。今後はこれら世界に広がるネットワークを研究室活動の足掛かりとして、より国際的な取り組みを進めていくとともに、研究室においても今まで以上に世界に通用する人材を育てていく予定です。
ゼミのイチオシ
現在、約50名の学生が研究室に所属しています。全体の3分の2がイラン?インドネシア?中国?ベトナムからの留学生のため、ゼミでは英語と日本語を併用しており、国籍を問わず日々コミュニケーションをとることが当たり前です。海外を身近に感じられる環境が、学生にとって、世界に目を向けるきっかけになっているのではないでしょうか。
- 先生のイチオシ
研究室の学生たちです。毎年、様々な国や地域出身の学生を研究室で受け入れていますが、学生が勉強するだけでなく、担当教員である私自身も学生から教わることが多くあります。
- オフショット
大学では建築デザインの授業を担当しています。建物の設計、景観デザイン、産業遺産などの古い建物に興味があります。この大学では特にアジアを中心に海外の大学と頻繁に交流を行っており、実際に海外でフィールドワークを行うなどして建築デザインの勉強をすることができます。また国内外で地道ではありますが自然保護活動も行っています。そして好きな食べ物は日本食なら寿司だけど、本当の好物は硬くて黒いパンとチーズです。
Bart教授
プロフィール
1965年 ベルギー生まれ
1993年 来日
1998年3月 早稲田大学大学院理工学研究科建設工学専攻 博士課程後期修了
2001年4月 北九州市立大学国際環境工学部 助教授
2011年4月 北九州市立大学国際環境工学部 教授(現在に至る)
〈地域社会活動〉
NPO法人 北九州ビオトープ?ネットワーク研究会 理事長
NPO法人 アジア低炭素デザインセンター 副理事長
響灘ホップの会 会長
専門分野?研究テーマ:
建築デザイン?都市計画?ランドスケープデザイン
各種建築物の空間構成に関する研究