国際環境工学部 建築デザイン学科
タイトル | 地震の多い日本で安全安心な建物を建てるにはどうすればよいの? |
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内 容 | 建築構造は建物の安全性に関わる分野です.1年生の「構造力学Iと演習」,「材料力学」と2年生の「構造力学II」で,簡単な構造モデルの構造解析ができるようになります.2年生の「鉄骨系構造の設計と演習」で鋼構造の理論と設計について学び,「建築振動学?荷重論」では地震のような振動を受けた場合の建物の挙動や耐震設計に必要な荷重に関する基礎知識を習得します.3年生では「コンクリート系構造の設計」でRC造の設計について,「建築構造デザイン」で空間の構成の仕方について学びます.最後に保全構造実験で理論と実挙動との対応を実際に確認し,構造設計演習で,これまでの知識を活かし地震がきても安全な建物の設計を行います. |
タイトル | 建築物は何で作られているの? |
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内 容 | 一般的な建築物の材料として、木、石、レンガ、鉄鋼、ガラス、高分子、コンクリートなどがあげられます。これらの材料は、長所と短所を併せ持ち、用途に応じて使い分けられています。例えば、建築物の骨組み(梁?柱)には、地震や強風に耐える強さと、年月がたっても劣化しない耐久性を有する木、鉄鋼およびコンクリートが使われます。「建築材料」の講義では、建築物に用いられる材料の性質を知り、用途に応じて材料を使い分けるノウハウを学びます。「建築材料実験」では、これらの建築材料を自分自身で実際に見て触って確かめます。本物の建築材料の強さ?美しさを見て得た知識は、将来、建築家として仕事をするうえで必ず役に立ちます。 |
タイトル | 住宅の省エネはどうやって実現するの? |
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内 容 | 住宅のエネルギーは、暖冷房や照明等の設備機器によって消費されます。しかし、機器のエネルギー消費は実は住宅のつくり方によっても大きく左右されます。例えば、冬に部屋の中まで日射の入る住宅は暖かく、逆に夏に日射遮蔽できる住宅は涼しくなります。建築デザイン学科では、1年時に「自然エネルギー学」において、設備機器に頼らない住宅づくりについて学びます。2年時の「環境設備基礎」では省エネな設備機器について、「地域エネルギー論」では効率的なエネルギー供給のあり方について学びます。また講義で学んだことを実際に体験し、学習してもらうため、「環境工学実験」や「環境設備実験」といった演習系講義も準備しています。 |
タイトル | 住宅はどうやって設計するの? |
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内 容 | 建築デザイン学科の特徴は実際に設計する方法を身につける演習があることです。1年生では「製図基礎(演習)」、「環境造形演習」において製図、造形の基礎を身に着けます。そしていよいよ2年生になると「設計製図Ⅰ」で住宅設計の課題に取り組みます。住宅の設計は実際の敷地の見学からはじまり毎週少しづつ計画をすすめ、図面や模型をつくります。最終的には自分の住宅の提案の説明をみんなの前で行います。「設計製図Ⅱ」「設計製図Ⅲ」では、より大きな規模の建物の設計演習を行いますが、住宅設計はすべての設計の基礎となるといっても過言ではないでしょう。設計提案をまとめたあとの充実感は何ものにも代えがたいですよ。 |