所長挨拶
北九州市立大学地域戦略研究所は1959年に設立された「北九州産業社会研究所」を前身とします。その後「財団法人北九州都市協会」の研究部門を2006年に統合して改編した「都市政策研究所」を経て、2015年に現在の「地域戦略研究所」が設立されました。2020年4月からは、本学アジア文化社会研究センターのセンター事業を継承するとともにSDGsに関わる研究や企業支援を行う機能を追加するなどの再編を行い、「地域社会部門」、「SDGs推進部門」、「アジア地域連携部門」の3部門体制のもと、各種調査研究、人材育成、国際交流等に幅広く取り組んでいます。
北九州市は、政令指定都市の中でも最も急速に人口減少が進み、少子高齢化も顕著であるいわゆる「課題先進都市」であります。一方、全国で初めて「SDGs未来都市」及び「自治体SDGsモデル事業」の両方に選定された、世界からも注目されるSDGs推進都市です。アジア地域を含めたグローバルな視点で地域が抱える課題に対して調査研究を行い、様々な企業支援や人材育成を通じて、産業振興や地域活性化に向けた政策提言を行いながら地域社会の発展に寄与することが我々の役割でもあります。今後も地域の大学、企業、経済団体等とも連携しながら、研究所の活動に取り組んで参りますので、皆様のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
地域戦略研究所長??? 内田 晃